南部町の山林に補助金が使えます

更新日:2022年5月27日


今回の内容は南部町で発表された補助金についてお話したいと思います。

山林の間伐材に補助金が使えます

搬出間伐(丸太生産)の際、伐採・集材しハーベスタにより丸太の値段が高くなるよう最適な造材を行うと、根曲がりや腐れ・キズの箇所がはぶかれ、それらは用材になりません。

そして未利用材は現状、山林に放置されています。(写真参照)

そういった山林にある未利用材は大雨などによって流され、のちに河川を塞いでしまい災害に繋がる危険性も考えられます。

そういった問題を防ぐ目的から南部町で補助金が発表されました。

南部町未利用間伐材等集材支援事業補助金

補助対象者は南部町内で森林を所有していれば個人法人問わずに利用することができ、補助額は1トンあたり1,000円です。

南部町の間伐材は価値があります

南部町では2021年、アルカディア南部総合公園隣に『南部町バイオマス発電所』が完成しました。

バイオマス発電の燃料は木材チップになりますので、小さな間伐材でも価値があります。

補助金の利用例

あくまでも一例ですが・・・

林齢50年・1HAの山林において搬出間伐(丸太生産)を行った場合の材積は、用材として約60㎥、残材量(未利用材)として約10㎥(8トン)と想定できます。

この未利用材をバイオマス発電所まで運搬すると、7,000円/トンで買取ってもらえます。

そこに補助金1,000円/トンが上乗せされる為、実質8,000円/トンとなります。

8トン×8,000円=64,000円

ここから集材・運搬コストを差し引いても、所有者の皆様が損をするということはありません。

資源を有効活用し、林内もきれいになります。

最後に

  • 山林整備をしたいけど、費用負担を抑えたい
  • 将来のため、山林整備して残したい

南部町内に山林を所有している方でお困りの場合には望月林業までお問い合わせください。

補助金についてのサポートもおこないます。

望月誠司

この記事を書いた人

望月誠司(もちづきせいじ)

1977年生まれでA型。高校卒業後、東京農業大学に進み、林業経営について学ぶ。卒業後、愛知県の東海木材相互市場に就職し、木材の流通に関わり販売等を行っていた。
学生時代は野球、ソフトボール。
趣味はスポーツ観戦、お酒(飲み比べ)、ドライブ。
県有林受注のみならず、地元の森林を何とかしたいという思いで日々奮闘中!!

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