山林に存在する木は樹種、林齢、形がそれぞれ違い、一本一本特徴があります。
その中で今回は木の欠点についてお話します。
道路や林道下に散見される木の欠点
先日までの現場です。ガードレールを外し、林道下の木を伐採、集材しました。
根元部分が傷ついているスギです。落石などにより樹木が成長過程で傷つくとその部分の細胞活動が停止し、その結果、周囲の樹皮が巻き込んで成長してしまいます。この根元部分は材の価値が見いだせなくなります。ただ、これは目視で確認可能レベルです。
全く目視できない木の欠点
現在行っている搬出現場のヒノキです。芯に傷があったり、穴があいていたりしています。立っている状態で目視では判断がつきません。幼齢期に寒さや獣にいたずらされ傷を負い、何らかの菌によって組織が破壊されてそのまま成長してしまったものです。当然、この傷が抜けるまでは材木としての価値もありません。
山だけではなく庭木にも置き換えられる
今回は山にある例を取り上げましたが、庭などにある樹木にも可能性として考えられます。空洞だったりすると、中が腐っているわけですから強風時には倒れるリスクが大きいです。また、近年は線状降水帯の発生頻度が多く大雨被害が他人事ではなくなっています。
少しでも気になる方はぜひお早めにご相談下さい。 調査・見積もりは無料です。
この記事を書いた人
望月誠司
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